配線ダクトはオフィス内などで利用されることが多いのですが、一般的な戸建て住宅でも同じように屋内利用を行っている方も少なくはありません。戸建て住宅の場合は、屋外で使うこともあり、配線ダクトの中には屋外対応可能としている種類があるので購入する際には素材を確認することは重要です。屋外で利用するには耐候性が高いということ、耐熱性に優れていることも条件になり、金属製であれば全ての条件をクリアできますが、軽量な樹脂製の中にも対応品は販売されています。住宅の外壁に固定をすることが必要とされるので、金属製を採用しても決して悪くはありませんが、重量があることで固定するネジの太さや長さが不十分の場合は落下する危険性があります。
樹脂製で屋外対応の配線ダクトの方が、実際には取り回しの良さを感じることができます。外壁材により施工するには作業工程は変わりますが、ネジが緩んでしまうことが起きないように、用いるネジはアンカー付きのタイプを利用することで確実な固定を可能にします。もしも配線ダクトを購入した際に、ネジが付属品として付けられていても、鉄で作られているネジの場合は屋外では不向きです。錆が発生してしまうと腐食を起こし、後に落下することは想定できるので、ステンレスネジを別途購入することで問題はクリアできます。
更に屋外では配線ダクト内に雨水が入り込んでしまう可能性が高いので、別売りのパーツを購入することも必要です。パーツの中にはコーナー部分や分岐部分で使える接続可能なパーツが販売されており、隙間を全て塞ぐことで完璧な施工を済ませられます。