電線や電気コードなどを保護するために導入する配線ダクトに対して、何らかの加工を施すことは良くあることです。設置場所に丁度合う配線ダクトはオーダーメイド加工を引き受けている会社でなければ無理なので、普通の市販品を購入し自主的に加工をすることで経費削減も行えます。多くの現場で長さ合わせをすることになるので、カット作業は必須と考えて間違いはありません。配線ダクトの種類には複数の樹脂材を採用した商品があり、このタイプの場合では手作業でのカットは難しくはなく、普通の鋸でもカットは行えます。
専用のダクトカッターを購入すると作業性が良くなりますが、ダクトカッターは意外と高価な工具になるので、経費削減を希望する際には、鋸やグラインダーを利用する方法であれば低資金でも綺麗に整えられます。グラインダーをお使いの場合は、樹脂材に適合するディスクを購入することが必要になり、カットラインの外側で切断する方法が基本です。グラインダーで切断した際には、切り口にバリが付いてしまうことがあるので、この対策は棒状のヤスリを用いる方法や普通のカッターを使う方法でもバリは取れます。大量にカットをする本数が多いという場合では、卓上型丸鋸があればかなりの時短を行えます。
丸鋸は通常は木材をカットする際に使われることが多いのですが、樹脂材専用の刃は販売されているので配線ダクトでも対応させることはできます。卓上丸鋸は配線ダクト程度のサイズであれば3秒もあれば切断できる能力があり、大量に切断するには非常に役立ちます。