UL工法の配線ダクトのおもな概要と特徴について

配線ダクトは今では、学校や企業だけでなく一般家庭にも広く普及をしている電気設備です。1970年に国内の家電メーカーが開発をしたもので、当初は生産工場に導入をしてました。1980年代になるとOA機器が数多く登場し、事務所へと普及先を拡大していきます。そして現在では一般家庭でもたくさんの家電があるため、それらに備わっている電源コードを収納するのに役立つようになりました。

配線ダクトを新たに取り付ける場合、UL工法と外付け工法の2つから選択することになります。このうちのUL工法について、ここで簡単に概要と特徴を見ていきましょう。ULとは「アンダーライン」という言葉を指しており、隠ぺい工法とも呼ばれているものです。配線ダクトを床や天井・壁の中に埋め込んで使う場合に使用する工法になります。

新築のマンションや戸建てではあらかじめ配線ダクトが設置されていることが多く、その場合はUL工法を採用しているのがほとんどです。特徴として挙げられることは、外側からダクトの存在がわからないという点と、電力供給も同時にできる点です。外付け工法でダクトを取り付けると、ダクトの存在が確認できるため室内の景観を若干損なう場合があります。しかし、UL工法であれば一切見えなくなるので、景観を損なうことはありません。

電気工事専門会社に依頼をすれば施工をおこなってくれるので、既存の住宅でも取り付けられる配線ダクトになっています。

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