融雪剤が含まれている結束バンドの概要

一般家庭や学校、会社などでも結束バンドは広く普及をしているアイテムです。一方向に力を加えることで、しっかりと対象物を固定することができるのが特徴で、アイデア次第でさまざまな使い方ができます。バンドの裏面に備わっているトラッキングという凹凸がポイントで、これは国際特許を取得したアイデア商品です。1960年に開発されて以来、今では多用途で用いられる結束バンドが登場しました。

品目でいえば約500種類にのぼっており、建築・医療・製造工場などいろんな使われ方をなされているわけです。そのなかのひとつに、耐候性商品というものがあります。ここでは簡単にその結束バンドの特徴をご紹介しましょう。通常は塩化ビニール製で、太陽の光や潮風などにさらされると短期間で状態が悪化をします。

ところが耐候性のバンドの場合は、表面に融雪剤を塗布しているものです。融雪剤は雪を溶かす作用があり、北国の沿岸部などでは活用されているものです。これが利用されている現場は屋外送電線であり、一定間隔で融雪剤入りの結束バンドを取り付けることで雪が送電線に積もるのを防いでいます。北国では以前は雪の重みでケーブルが切断されるトラブルが相次いで起きていましたが、融雪剤入りの結束バンドを用いるようになってからは、そのトラブルは起きなくなっています。

これも国内のメーカーが開発をしたもので、日本の高い技術力の結晶といえるアイテムになっているものです。

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